内線規程 1350-13【接地線及び接地極の共用の制限】〔勧告〕と電技解釈の「等電位ボンディング」は、ともに 2 Ωのしばりはあるものの、
施工目的が異なるため別スレッドを立ち上げました。
電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)および解釈の解説書は、経産省のホームページからダウンロードできます。
電気設備の技術基準の解釈
電気設備の技術基準の解釈の解説
電技解釈の解説より引用 解説図は、等電位ボンディングの特徴を上手に表現しています。
等電位ボンディングの接地工事は、
すべての接地線がつながっているので、全動力盤・分電盤に SPD (避雷器)取り付けが必須になります。
最近は寒い日が続きます。夜、電気毛布をかけて寝るとき「この電気毛布は避雷針につながっているから安心してよく寝れそうだ!」となかなかいえないですね。 … 電気毛布は 2 重絶縁なので接地は不要だった。
客先に「うちが製作したシーケンサ盤は避雷針と電気的につながっているが、SPD (避雷器)があるからだいじょうぶです。」といってく客先は安心するでしょうか。このあたりが、等電位ボンディングが日本で普及しない理由の一つだと考えています。
電技は保護対象を、①避雷針(建築基準法)、②地絡電流、③漏電電流、④感電と区分し、それぞれ個別の保護協調しているわけです。
等電位ボンディングの方が安心・安全に保護できるか、電技の方が安心・安全に保護できるかです。
個人的には、個別接地の電技方式を勧めますね。
投稿日 | 2018/02/07 (Wed) |
更新日 | |