(1) ノイズ抑制の観点からいえば、
通常、10 Ω以下の単独接地工事は「クリーン接地工事」。保安接地は「ダーティー接地工事」と呼ばれたりします。
クリーン接地工事とダーティー接地工事は、機能目的が異なるため一緒にできのが基本です。
しかし、現実に分離して接地工事することが困難で実務に影響がないと判断すれば、ノイズ抑制の接地を保安接地と共有します。
(2) 電気盤の電気抵抗
厚み 2.3mm 鋼板の電気抵抗率:約 15 μΩcm 。
電気盤の奥行き:40cm と仮定。幅:1m(100cm)と仮定。高さ:2m(200cm)と仮定。
電気抵抗 R = 電気抵抗 R = 電気抵抗率 ρ×長さ÷鋼板の断面積
15 × 200 ÷( 0.23 ×( 40 × 2 + 100 )= 72.5 μΩ
(3) 3.5mm2 の電線の電気抵抗率:1/58 Ωmm2/m
電線の長さ:2m
3.5mm2 の電気抵抗:1/58 × 2 ÷ 3.5 =9852.2 μΩ
厚み 2.3mm の鋼板の鋼板の電気抵抗が小さいのです接地端子間の電線による接続は不要です。
しかし、接地端子間を電線で接続している方が安心感があるので、接地端子間を接続しても問題はないと考えます。
(4) 端子間の電位差
接地端子間の電気抵抗が小さいため、lumiheart さんがお答えになっている電位差は生じませんのでご安心ください。
ノイズの電流は、μA 単位なので仮に流れたとしても電気抵抗が小さいので、端子間に発生する電位差は無視できますね。
(5) lumiheart さんがお答えになっている「アースに落ちる過程でノイズが発生するのを抑える」んです。
お答えの意図がよくわかりませんね。もう少し詳しく説明をしていただければ助かります。
投稿日 | 2018/06/14 (Thu.) |
更新日 | |