可変抵抗器を ELCB の 1 次側に取り付ける必要があります。ELCB の 2 次側に可変抵抗器を取り付けても地絡検出はできません。
地絡検出のメカニズムは、L1 もしくは L2 に地絡が発生した場合、地絡電流は ELCB を通らずに可変抵抗器を通って変圧器に帰るので地絡検出が
できます。このときの地絡電流の大きさは、100V ÷ 3.4kΩ≒ 30mA になります。
通常、ELCB を機能させるためには地絡電流制限抵抗を用いずに、L1 もしくは L2 の一端を接地して使います。
この場合、地絡時の電流は地絡抵抗の大きさにもよりますが、瞬間的な地絡電流は大きな値になります。ELCB の負荷が電力調整ユニットであれば、
交流波形半サイクルの地絡電流で壊れてしまうかもわかりません。地絡電流制限抵抗があれば、最大地絡電流は 30mA 以下になります。
投稿日 | 2018/09/06 (Thu.) |
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