(1) リレーの吸引力
動作時間とはリレー接点の可動時間で、リレー内の電磁石の吸引力が大きければ動作時間は短くなります。
直流リレーも交流リレーも磁束 φ〔Wb〕の 2 乗に比例します。(磁束の大きさは、コイル電流の大きさに比例します。)
■直流コイルの吸引力
■交流コイルの吸引力
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(2) 直流リレーの接点動作時間
DC 24V 直流リレーのコイル抵抗値は 650〔Ω〕。インダクタンスは 3.2〔H〕。コイルの時定数 τ は、4.923〔ms〕。
電源電圧の 80〔%〕に達する時間は、約 7.923〔ms〕。接点の可動時間の最低値がわかりませんが、MY 形リレーの接点可動時間は、
7.9〔ms〕と考えます。
(3) 交流リレーの接点動作時間
交流リレーは交流半サイクルごとの接点(可動鉄片)のバタつきをなくすために、リレーの電磁石に「くま取りコイル(シェーディングコイル)」が
あります。交流リレーであっても、電源投入直後の磁束変化は直流コイルの動作と同じと考えます。MY 形リレーの動作時間は 20〔ms〕で、電磁石が吸着するためには交流電源 50〔Hz〕の 1 サイクル分の時間が必要です。(交流リレーの方が動作が遅い。)
(4) リレー回路の改造(案)
投稿日 | 2019/03/30 (Sat.) |
更新日 | |