へなちょこ結線の改訂版です。
三相誘導電動機は電動機として動いているのではなく、三相誘導発電機として動いているのではないかと思います。

回路のイメージ

三相誘導電動機の結線イメージ

(1) 回路図 … 想像図
三相誘導電動機の U1 - V1 - W1 は、商用周波数電源に接続します。U2 - V2 - W2 は、インバータユニットの出力に接続します。
へなちょこ結線

(2) インバータユニットの周波数設定

力行モード

(3) インバータユニットの励磁電流の挙動
インバータユニット 🡲 商用電源配線 🡲 インバータユニットの入力配線を経由してインバータに戻る。
電源系統がまったく異なる場合は、変圧器を介して励磁電流はインバータユニットに戻る。

(4) うなり周波数の問題について
インバーターユニットの励磁周波数 fINV と商用周波数 f60 の間に周波数差により、うなり周波数が生じる。
うなり周波数

(5) トルク変動を考える
三相電力の回転速度は商用周波数と同期して回転します。そこへインバーターユニットから励磁電流が流れます。
周波数差は数〔Hz〕程度にしないと、回生電力が大きくなってインバータユニットを壊す恐れがあります。

数〔Hz〕のうなり周波数のためトルク変動があるのではと調べましたがトルク変動(回転速度変動)はありません。
例えば、1 相がゼロの場合 … ①は、2 相と 3 相は 約 87〔%〕のトルクを出しています。
2 相がゼロの場合 … ②は、1 相と 3 相は 約 87〔%〕のトルクを出しています。

トルク=電力です。下記の理屈からトルクや回転数の脈動はありません。
小難しい理論は抜きにして、平衡三相の電力の瞬時電力は時間に関係なく一定になり、その大きさは平均電力(有効電力)に等しい。
これを「多相交流電力の定常性」といいます。
多相電力の定常化

投稿日 2020/10/01 (Thu.)
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