TN 系の接地の説明です。

論点の整理

(1) TN 系の三角結線の 2 次側接地は IEC で認めています。
JIS C60364-1:低圧電気設備-第 1 部:基本的原則、一般特性の評価及び用語の定義
312.2.1 TN 系統    312.2.1.1 単一電源方式
図 31A2 - 系統の全体に渡って、別個の接地した線導体および保護導体を持つ TN-S 系統で、三角結線の接地が認められています。
接地

(2) Δ結線の 2 次側の漏れ電流が大きいので漏電遮断器を取り付ける。
接地の目的が、「保護接地」か「機能接地」かによって考え方が異なると思います。

今回の質問内容を精査すると、感電保護でなく漏電対策と読み取れます。
2 次側の電圧が 200〔V〕のため漏電電流の大きさは国内の値と同じ数値で考えます。
漏電の帰線を大地にせず PE 配線を介します。それだけでは漏電電流が検出できないので機能接地します。

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